夏になると食べたくなる、ひんやりおいしいそうめん。
でも「火を使わず、水で戻せる方法があるらしいよ」なんて聞いたことはありませんか？
実は、そうめんも工夫次第で、キッチンを暑くせずに手軽に調理することができるんです。
しかも、ちょっとした裏ワザを使えば、時短や省エネにもなるからとっても便利！
ただし、水に浸けるだけではうまく戻らなかったり、食感や消化に影響が出ることもあるので注意が必要。
そこで今回は、そうめんをもっと手軽に＆おいしく楽しむための「暑い日でもラクできる！そうめん調理の裏ワザ3つ」をご紹介します。
暑い日や忙しいときにも役立つ調理法を、ぜひチェックしてみてくださいね。
水で戻すだけでOK？そうめん調理の基本と注意点
「水戻しパスタ」って聞いたことありますか？
最近は火を使わずに麺を戻す方法が話題ですが、そうめんでも同じように思っていませんか？
実は、そうめんの場合は少し事情が違います。
乾燥そうめんの原料は小麦粉。
この小麦に含まれる“でんぷん”は、加熱することで初めて消化しやすい形（＝アルファ化）に変わります。
水だけで戻したものは、この処理が不十分なこともあり、胃腸に負担がかかってしまう場合も。
とくに、小さなお子さんやご年配の方が食べるときは、火を通してあげるのが安心です。
そうめんをおいしく＆手軽にする裏ワザ3つ
「そうめんは水で戻すだけでも食べられるの？」と気になる方へ。
実は、火をほとんど使わずに、手軽に加熱調理できる方法がいくつかあるんです。
ここでは、暑い日や忙しいとき、災害時にも役立つ「かんたん加熱テクニック」を3つご紹介します。
どれも、キッチンの暑さ対策にもぴったりですよ。
裏ワザ① お湯を注ぐだけ！簡単“お湯戻し”法
一番手軽なのが、熱湯を注ぐだけの方法です。
やり方：
- 耐熱容器に乾麺そうめんを入れる
- 麺がしっかり浸かる量の熱湯を注ぐ
- ラップやフタをして5〜10分そのまま置く
- 水でしめてぬめりを取れば完成！
軽く加熱するだけでもでんぷんがアルファ化されて消化にやさしくなるため、体への負担も少なめ。
火を使わないので、夏の夜食や子どもの軽食にもおすすめです。
裏ワザ② 電子レンジで時短調理！“レンチンそうめん”
「もっと時短で済ませたい」「火を一切使いたくない」そんなときに便利なのが電子レンジ。
やり方：
- 耐熱ボウルにそうめんと、麺がかぶるくらいの水を入れる
- ラップをふんわりかける（※密閉しない）
- 600Wで約4〜5分加熱
- 加熱後は水でしめて完成！
火加減の調整がいらず、放っておけるのでとてもラク。
一人ごはんや夜食、子どもの軽食にもぴったりです。
裏ワザ③ 水からゆでて時短＆節水！“フライパン調理法”
「鍋を出すのが面倒」「暑いキッチンに立ちたくない」
そんなときには、水からゆでる調理法がおすすめ。
やり方：
- 深めのフライパンにそうめん（1束）と水400mlを入れる
- 火にかけて加熱
- 沸騰してきたら、表示の半分の時間だけゆでる（例：90秒→45秒）
- 火を止めて、流水でぬめりを落とす
この方法なら、ゆで時間を短縮できて、水の使用量も少なめ。
災害時や節水対策にも向いています。
※あらかじめそうめんを水で軽く洗っておくと、吹きこぼれ防止にも◎
どの方法も、火をほとんど使わずにそうめんを調理できる便利な裏ワザです。
その日の状況やライフスタイルに合わせて、ぜひ活用してみてくださいね。
＋αのアイデアで、もっと便利に楽しむそうめん術
「ちょっとした工夫でもっとラクにそうめんを楽しめたら…」
そんな方のために、ここからはメインの“裏ワザ3つ”に加えて、さらに便利な＋αのアイデアをご紹介します。
時短や節水はもちろん、災害時の備えや「とにかく手軽に食べたい！」という時にもぴったりな方法ばかり。
自分のライフスタイルに合わせて、無理なく取り入れてみてくださいね。
水戻し＋加熱で、さらに時短もできる！
乾麺のそうめんを30〜60分ほど水に浸けてから軽く加熱すれば、ゆで時間を半分ほどに短縮することができます。
夏の暑い日や光熱費を節約したいときにも便利な方法です。
ただし、以下のような注意点も：
- 浸けすぎると麺がやわらかくなりすぎて切れやすい
- そうめん特有のつるっとした食感が損なわれることがある
- 加熱が短すぎると、塩分が強く感じられる場合も
水戻し後の加熱時間や浸け時間は、様子を見ながら調整してみてくださいね。
加工タイプのそうめんも手軽で便利！
「火も水もなるべく使いたくない」「とにかく簡単に食べたい」
そんなときは、加工済みのそうめんを取り入れるのもおすすめです。
- フリーズドライそうめん：お湯を注ぐだけで2分で完成！味付け済みで、夜食やお弁当にも◎
- 流水麺タイプ：袋から出してそのまま水でほぐすだけで食べられます。洗い物も最小限！
これらの方法はすべて、火をほとんど使わずに済むので、夏の暑さ対策や忙しい日の時短調理にもぴったり。
「今日はちょっと楽したいな」という日も、自分に合ったスタイルでそうめんをおいしく楽しんでみてくださいね。
非常食にも！そうめんの保存＆活用術
「非常食」と聞くとカップ麺やレトルト食品を思い浮かべるかもしれませんが、実はそうめんも非常時に頼れる食材のひとつなんです。
そうめんが非常食として優れている理由は、主に3つあります。
- 保存期間が長い
一般的に1〜3年が目安ですが、未開封・適切な保存状態であれば、それ以上保管できる場合もあります。 - 少ない水と火で調理できる
深めのフライパンと少量の水があれば、ガスコンロひとつで調理可能。災害時にもありがたいポイントです。 - 日常的に食べ慣れている安心感
いつもと同じ味が食べられることは、非常時の精神的な安心感にもつながります。
さらに、一度ゆでたそうめんは冷凍保存も可能。小分けにして冷凍しておけば、必要なときに解凍してすぐに食べられます。
冷やしてそのままでも、にゅうめんにして温かくしてもおいしく食べられるので、家庭の備蓄としてもとても使い勝手のよい食材です。
まとめ｜そうめんは工夫次第でもっと手軽＆便利に！
今回は「水で戻す」そうめんの方法から、火を使わない調理アイデア、災害時にも役立つ活用法まで、さまざまな角度からご紹介しました。
そうめんはただ茹でて食べるだけでなく、
- 少ない水でゆでる時短調理
- 電子レンジやお湯を使った火を使わない加熱
- 非常時の食料としての備え
など、シーンに応じて賢く使える便利な食材なんです。
ちょっとした工夫を知っておくだけで、暑い日や忙しいとき、さらには災害時にも心強い味方になります。
ぜひ、今回ご紹介した方法を活用して、もっと気軽にそうめんを楽しんでみてくださいね！
ちなみに、「そうめんってヘルシーそうだけど、実は太りやすいって聞いたことがある…」なんて思ったことはありませんか？
そんな方にはこちらの記事もおすすめです。
➡ そうめんとうどん、太るのはどっち？カロリーと食べすぎ防止のコツを比較
そうめんとうどんのカロリーや糖質の違い、食べすぎを防ぐポイントなどをわかりやすく解説しています。
暑い日の食事選びに迷ったときの参考にもなりますよ。
