クラスや学年で使う「スローガン」。
なんとなく決めてしまうことも多いけれど、言葉ひとつで、行事の空気も、仲間との団結も、大きく変わるって知っていますか?
この記事では、スローガンに「思い」を込めたい高校生に向けて、アイデアの出し方・ジャンルの選び方・考えるときのコツをわかりやすく紹介します。
行事ごとに使い分けられる言葉のヒントも載せているので、ぜひ“自分たちらしい一言”を見つける参考にしてください。
スローガンって何のためにあるの?
「スローガンって、ただのかっこいい言葉じゃないの?」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、スローガンには行事やクラスの空気を“ひとつにする力”があります。
■ スローガンがあることで生まれるもの:
- クラス全体の方向性や目標が明確になる
- 活動に意味やテーマを持たせられる
- 仲間との一体感や思い出が深まる
体育祭や合唱コンクール、文化祭、卒業行事など、どのイベントにも共通して言えるのは、“気持ちをそろえる”ことが大事だということ。
そのために、スローガンはとても大切な役割を持っています。
たったひとことの言葉が、その1年の“テーマ”になったり、あとで振り返ったときに、心に残る合言葉になったりすることもあるのです。
スローガンを考えるときのコツ
スローガンを考えるとき、いきなり「いい言葉」を思いつくのはなかなか難しいものです。
でも、少しだけ視点を変えてみると、イメージがわきやすくなります。
ここでは、高校生だからこそ意識したい3つのポイントを紹介します。
行事や場面をイメージする
スローガンは使う場面によって、ふさわしい言葉が変わります。
たとえば──
- 体育祭や文化祭なら →「熱さ」「団結」「勝負」
- 合唱コンクールなら →「心」「声」「感動」
- 卒業前のイベントなら →「ありがとう」「未来へ」「最後の青春」
まずは、「どんな場面で使う言葉なのか?」を考えることから始めてみましょう。
自分たちらしさを大切にする
まじめな言葉でも、ちょっとふざけた言葉でもOK。
大事なのは「自分たちらしい」と思えるかどうかです。
- 明るくにぎやかなクラス → ウケ狙い系やハッシュタグ風
- 落ち着いた雰囲気の学年 → 感動系や漢字・英語系
- 個性派ぞろい → オリジナル造語・ダジャレ系も◎
他のクラスとかぶらない“らしさ”が出ると、印象にも残りやすくなります。
短く、印象に残る言葉にまとめる
スローガンは覚えやすさも大切なポイント。
あまりに長いと掲示や発表でも伝わりにくくなってしまいます。
10〜15文字くらいの、リズムがよくて耳に残る言葉を意識すると◎
-
例:「走れ、迷うな、高校生!」
「一心不乱」「Be yourself」など
アイデアの出し方に悩んだら?ヒントと進め方
スローガンを考えるとき、最初から「これだ!」と思える言葉を出すのはなかなか難しいもの。
でも、いくつかのステップを踏むことで、自然とアイデアがわいてくるようになります。
ここでは、スローガンづくりをスムーズに進めるためのヒントを紹介します。
テーマを出し合ってから考える
いきなり言葉を決めようとせず、「今年の行事で何を大切にしたいか?」をテーマとして話し合ってみましょう。
- 全力でぶつかる
- ひとつになる
- 最後までやりきる
- 思い出を残す など…
テーマ=スローガンの“土台”になります。
言葉のジャンルを決めておく
スローガンにはいろいろなタイプがあります。
たとえば…
- 感動系(心をひとつに、など)
- かっこいい系(挑戦、覚悟など)
- 青春系(全力疾走、笑って走ろう)
- SNS系(#青春してます)
- 英語・漢字系(Be Brave、一致団結)
- おもしろ・ユニーク系(うちら地味にすごい)
ジャンルを決めてからアイデアを出すと、ブレずにまとまりやすくなります。
候補をたくさん出してから決める
思いついたものは、いいか悪いかを気にせずどんどん出してOK!
あとで投票や話し合いで絞り込めば、「みんなで決めた感」も生まれます。
- ホワイトボードに書き出して見える化
- ひとり1案ずつ出すルールにする
- クラス全体で多数決をとる
みんなで決めたスローガンは、行事中も自然と気持ちをひとつにしやすくなります。
スローガンを考えるときには、目標をどう設定するかも大切なポイント。
こちらの記事では、高校生活の行事や進路に活かせる「目標の作り方」のコツを、3つの視点からわかりやすく紹介しています。
「スローガンに説得力を持たせたい」「自分たちらしい目標を立てたい」人におすすめです。
決まったスローガンを“活かす”使い方
スローガンは「決めて終わり」ではありません。
むしろ大事なのは、その言葉をどんなふうに使っていくかです。
せっかく考えた言葉だからこそ、クラスや学年の中で“見える形”にしていきましょう。
掲示で「毎日目にする言葉」にする
- 教室の黒板の上や掲示板に貼る
- 廊下や階段に大きく掲示する
- 美術や書道の作品としてスローガンを描く
- 体育祭や合唱コンなどで横断幕にする
何度も目にすることで、スローガンが“日常の合言葉”になっていきます。
発表の場面で「みんなの思い」を伝える
- 始業式や学年集会での発表
- 体育祭や文化祭の開会式で読み上げる
- 学年だより・行事しおりに掲載する
- 卒業アルバムやスライドで紹介する
その一言に、その年の思いや行事への気持ちがこもっているからこそ、発表の場面でも伝わり方に深みが出ます。
スローガンを「自分たちのもの」としてちゃんと使うことで、行事や日々の雰囲気も自然と変わっていきます。
他の記事も参考にしよう!
スローガンの考え方がわかってきたら、実際にどんな言葉が使われているのかもチェックしてみましょう。
行事や場面によって表現はさまざま。
いろんな例を知っておくことで、自分たちらしい言葉のヒントが見えてきます。
▶ 学年全体のスローガンを考えるときはこちら
[高校生向け|学年スローガン30選【ジャンル別アイデア集】]
→ 始業式や卒業イベントにぴったりな言葉をジャンル別に紹介!
▶ 体育祭・合唱コンで使えるスローガンを探すならこちら
[体育祭スローガン50選|高校生にもおすすめの応援ワード集]
[合唱コンクールスローガン70選|感動・青春フレーズが満載]
まとめ|“自分たちらしい言葉”で行事がもっと特別に
スローガンは、ただのキャッチコピーではありません。
その言葉に、クラスや学年のみんなの思いがこもることで、行事の雰囲気も、思い出の残り方も、大きく変わります。
しっくりくる言葉が見つからなくても、テーマを出し合ったり、アイデアを重ねたりする中で、「これが自分たちの一言だ」と思えるスローガンがきっと見つかるはずです。
あなたたちの行事が、もっと心に残る時間になりますように。
体育祭や文化祭、合唱コンクールなど、高校生活にはスローガンを活かせる場面がたくさんあります。
こちらの記事では、年間行事別に使える目標やスローガン例を紹介。
「次の行事ではどんな言葉を使おう?」と考えている人にぴったりのアイデア集です。