大阪には、「大阪駅」と「新大阪駅」という2つの大きな駅があります。
どちらも大阪市内に位置しているものの、実はまったく異なる駅なんですよ。
JRの路線図を見れば、隣りでありながら別の駅だということが分かります。
大阪駅と新大阪駅はどちらがどのように違うのでしょうか?
この記事では「大阪駅と新大阪駅の違い」について、わかりやすく解説していきます。
宿泊先を選ぶ際にも、この違いを知っていると役立ちますよ。
大阪駅と新大阪駅どちらが都会?
大阪駅と新大阪駅のどちらが都会かというと、両駅とも大阪市内に位置しており、それぞれに特徴がありますが、大阪駅の方が一般的にはより都会的な雰囲気を持っています。
「大阪駅」は大阪府の中心地の一つで、駅前には商業施設が豊富にあります。
「新大阪駅」は新幹線が止まる便利な駅で、周辺にはあまり商業施設がないのが特徴です。
どちらの駅も、大阪市内を移動する際に非常に便利な立地ですよ。
以下、各駅の違いと特徴について説明します。
大阪駅
- 場所: 大阪市北区に位置し、大阪の主要な交通のハブの一つです。
- 周辺環境: 梅田という大阪最大の商業地区の中心にあります。高層ビル、ショッピングモール、ホテル、オフィスビルなどが集中しており、日本で最もにぎわうエリアの一つです。
- 交通アクセス: JRをはじめ、阪神、阪急、地下鉄など多方面へのアクセスが可能です。
- 主な施設: グランフロント大阪、梅田スカイビル、阪急百貨店、阪神百貨店などがあります。
新大阪駅
- 場所: 大阪市淀川区に位置し、大阪の西部にある主要な駅です。
- 周辺環境: 新幹線の駅があるため、ビジネス利用者が多いですが、大阪駅ほどの商業施設はありません。主にオフィスビルやホテルが立地しています。
- 交通アクセス: 新幹線の他、JR在来線、地下鉄御堂筋線を利用できます。大阪市内だけでなく、他都市へのアクセスも良好です。
- 主な施設: 新大阪駅自体が主要な施設であり、周辺には特に大きな商業施設は少ないですが、ビジネスホテルが多く見られます。
結論
都会的な雰囲気という点では、大阪駅(梅田地区)の方が新大阪駅よりも明らかに活動的で、多くの商業施設やエンターテイメントのオプションがあります。
一方、新大阪駅は新幹線が停まることから、ビジネス利用者には便利ですが、大規模なショッピングやレジャーの中心地とは言い難いです。
それぞれの駅が持つ特徴により、目的に応じて使い分けるのが良いでしょう。
大阪駅と新大阪駅の違いは?
それではここからは、「大阪駅」と「新大阪駅」をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
大阪駅
「大阪駅」は大阪市北区梅田に位置するJR西日本の駅で
- 大阪環状線
- 東海道本線(JR京都線、JR神戸線)
- 福知山線(JR宝塚線)
が通っています。
ここから東海道本線を利用すると、上り方向に新大阪駅へ、下り方向に塚本駅へ行けます。
また、福知山線は大阪駅が始発で、こちらも下りは塚本駅へ向かいます。
大阪環状線では、外回り(時計回り)は天満駅へ、内回り(反時計回り)は福島駅が隣駅です。
さらに、「大阪駅」は梅田エリアの大きなターミナルで
- 阪神電鉄の梅田駅
- 阪急電鉄の梅田駅
- 大阪市営地下鉄の梅田駅
- 谷町線の東梅田駅
- 四つ橋線の西梅田駅
と連絡しています。
これらの駅は地下通路や地下街を通じて互いに繋がっており、乗り換えもスムーズに行えます。
新大阪駅
大阪市淀川区西中島に位置する「新大阪駅」は、JR西日本が運営する重要な交通のハブです。
この駅は、新幹線と在来線、そして大阪市営地下鉄が乗り入れる多機能な鉄道駅なんですよ。
「新大阪駅」には
- 東海道新幹線
- 山陽新幹線
が停車します。
この駅は東海道新幹線の終点であり、上り方面では京都駅へ向かいます。
また、山陽新幹線では新大阪駅が始点となり、下り方面では新神戸駅が次の目的地です。
さらに、JRの東海道本線(京都線)も通っており、上りは東淀川駅へ、下りは大阪駅へと続きます。
大阪市営地下鉄御堂筋線も新大阪駅を通っており、上りは東三国駅へ、下りは西中島南方駅へと接続しています。
新大阪駅からは、大阪市内や関西圏内はもちろん、日本全国へのアクセスが可能になっているんです。
新大阪駅から大阪駅へのアクセス完全ガイド
新大阪駅と大阪駅の違いがクリアになったら、次はどうやって行くかを見てみましょう。
新大阪駅から大阪駅までの移動手段は4種類あります。
- JRを使っての移動
- 大阪メトロ御堂筋線での移動
- 徒歩での移動
- バスでの移動
それぞれの方法には、かかる時間やコストが異なります。
各々の特徴を見ていくことで、あなたに最適なアクセス方法を見つけることができますよ。
JRを利用する方法
新大阪駅から大阪駅への移動で、一番一般的なのがJRを使う方法です。
隣同士に位置するこの2つの駅を結ぶため、JRは最も定番の選択肢ですね。
JR京都線の各駅停車に乗車すれば、約4分で大阪駅に到着します。
大阪メトロ御堂筋線を利用する方法
続いてご紹介するのは「大阪メトロ御堂筋線」の利用方法です。
実は、御堂筋線には「大阪駅」という名前の駅は存在しません。
でも大丈夫ですよ。
というのも、大阪駅と梅田駅はほぼ同じ場所にあるからです。
JR大阪駅と大阪メトロ梅田駅は非常に近くに位置しているので、JR大阪駅から大阪メトロ梅田駅まで歩いて約5分で移動できます。
ただし大阪駅と梅田駅のエリアは、まるで迷路のような複雑な構造で、「うめダンジョン」とも呼ばれています。
特に方向感覚に自信のない方は、余裕を持って移動することをおすすめします!
乗車時間自体は約6分ほどです。
徒歩での移動
歩くことが好きな方には、徒歩での移動がおすすめです。
新大阪駅から大阪駅までは、地図を頼りに歩くだけで約1時間で到着します。
新大阪駅を出発して、南方向へまっすぐ進むと、淀川の橋が見えてきます。
その橋を渡れば、大阪駅や梅田駅が目の前に現れます。
迷いやすい道ではありませんから、安心してください。
淀川の橋を渡りながら、周囲の景色を楽しむことができます。
全体の距離は約4km程度です。
散歩にはちょうどいい距離ですね。
お楽しみください!
バスでの移動
最後にご紹介するのは、バスでの移動方法です。
新大阪駅から大阪駅までバスを利用する場合、東口の3番のバス乗り場から「41系統」の大阪シティバスが便利です。
所要時間は、その日の交通状況によって変わりますが、通常は約30分程度です。
バスでの移動も、一つの良い選択肢ですね。
まとめ
それでは、大阪駅と新大阪駅(約4kmの距離)を結ぶ、4つの主要な移動手段をまとめてみましょう。
- JRを利用した場合:約4分で到着し、運賃は170円です。
- 大阪メトロ御堂筋線を使う場合:約6分かかり、運賃は240円です。
- 徒歩での移動:およそ1時間かかりますが、費用はかかりません。
- バスでの移動:約30分の所要時間で、運賃は210円です。
総合的に見ると、時間とコストのバランスを考えたらJRが最も推奨される選択です。
頻繁に運行されているため、便利ですよ。
もし運動不足を感じているなら、徒歩での移動も良いですね。
淀川を渡る道中も含めて、楽しい散歩になりそうです。