新幹線の自由席、繁忙期にはなかなか座れないって聞いたことありませんか?
特に年末年始やゴールデンウィーク、お盆時期、さらには朝夕の通勤時間帯には自由席が満席になることもしばしば。
座ることができず立っての長旅は避けたいところです。
では、自由席で座るためのポイントとは何でしょうか。
また、万が一座れなかった時のための対処法は?
- 自由席で座る確率を高めるコツ
少しでも座りやすくするために、乗車時間の調整や混雑を避けるための小技を覚えておくと良いでしょう。 - 満席時の対処法
予め時間帯をずらす、または料金の返金や変更が可能か事前に確認しておきましょう。 - 自由席のメリット
乗車日当日に任意の時間での乗車が可能、未就学児は無料など、自由席ならではのメリットを活かしましょう。
効果的な小技を駆使すれば、自由席でも快適に過ごすことが可能です。
ぜひ、この記事を参考にして新幹線の旅を楽しんでください。
さらに、自由席と指定席の料金差や予約の仕方についてもお伝えしますね。
新幹線自由席の混雑状況と座れる確率
新幹線で旅行する際、自由席が満席で座れないこともありますね。
特に、どんな時期に自由席が埋まりやすいのかを把握することは大切です。
自由席が特に混雑するのは、年末年始やお盆、各種の大型連休期間です。
これらの時期は多くの人が移動するため、自由席を確保するのが難しくなります。
また、連休の前夜や祝日が絡む週末にも、新幹線は多くの旅行者で賑わいます。
特に夕方以降は席を見つけるのが一層困難になることが多いです。
これらの混雑する時期や時間帯を避けることで、自由席での快適な旅がしやすくなります。
また、早めに駅に着くことで、出発前の列車にスムーズに乗車するチャンスが増えるでしょう。
混雑を避けるための具体的な方法としては、時間帯をずらす、平日を選ぶ、あるいは早めに駅に行くなどがあります。
これらの工夫で、自由席での移動をもっと快適にすることが可能です。
平日でも混雑する新幹線自由席の実態
平日に新幹線を利用する際、ビジネス利用者が多く自由席の空席を見つけるのが難しいことがあります。
特に通勤時間帯の朝7時から9時、夕方の5時から6時は混雑が見込まれ、上り列車(東京方面)では席を確保するのが一層困難です。
しかし、始発駅での早朝や特定の時間帯に限り、自由席の特急券を利用して空いている指定席に座ることが可能な特例が設けられている場合があります。
この特例は混雑を避けるために設けられているため、早めに駅に到着してこのチャンスを利用すると良いでしょう。
立ちっぱなしでの長時間移動は避けたいもの。
事前に混雑状況をチェックし、空いていると予想される時間帯に移動計画を立てることで、快適な旅が実現します。
日曜日の新幹線で座席を確保するコツ
日曜日に新幹線を利用すると、観光客などで自由席がすぐに埋まることがよくあります。
特に、東海道・山陽新幹爚の「のぞみ号」は、日曜の早朝から乗車率が高く、夜遅くまで混み合います。
このため、自由席を確保するのが難しくなるのです。
一方で、「こだま号」は停車駅が多く、移動時間は長くなりますが、平日に比べても座席を見つけやすいです。
特に、出発前に少し早めに並ぶことで、座席を確保する可能性が高まります。
日曜日にゆっくり座って旅をしたい場合は、「こだま号」を利用するのがおすすめです。
早めに駅に行って並ぶことで、快適な座席での移動が可能になります。
自由席が取りにくい「のぞみ号」の対策方法
「のぞみ号」は日本で最も利用者が多い新幹線の一つです。
特に平日や休日には自由席を見つけるのが難しくなることが多いです。
全16車両中自由席がわずか3車両しかないため、席を確保するのは一層の挑戦です。
座席に困った時は、「こだま号」や「岡山始発ひかり」「新大阪発ひかり」など、他の列車の利用を検討しましょう。
これらの列車はのぞみ号に比べて停車駅が多く、所要時間は長くなりますが、自由席の割合が高いため座れる確率はぐっと上がります。
特に「こだま号」や「ひかり号」は、一部の列車で全車両が自由席となっていることもあります。
時間に余裕がある場合は、混雑を避けてゆっくりとした旅を楽しむために、「こだま号」や「ひかり号」を選択するのが賢明です。
新幹線自由席で座れる時間帯と空いているタイミング
新幹線は週の初めの月曜日から木曜日にかけて、比較的空いていることが多いです。
この期間は休日や週末に比べて乗客が少なめで、座席を見つけやすいです。
ただし、通勤時間帯(朝と夕方)には「のぞみ号」や「ひかり号」などの人気列車も混雑するため、この時間を避けて移動するのが賢明です。
平日でも予想外に混んでいる日がありますが、「こだま号」では通常通り自由席が利用しやすいです。
自由席券の便利な点は、有効期限内であれば好きな時間に好きな列車に乗れるため、混雑を避けて移動することが可能です。
新幹線自由席で座れないときの対処法
新幹線の自由席が満席の場合、座席が空くまでの待ち時間はデッキや通路で過ごすことになります。
自由席車両内では、座席だけでなくデッキや通路も利用範囲に含まれます。
座れない場合、最初にデッキで空きを待つのが一般的です。
デッキは入口付近にあり、ここで待つと次に空く座席に素早く座ることができます。
デッキが満員の場合は、車両の通路に立つことになるでしょう。
ただし、デッキに空きがあるのに通路に立つと、他の乗客や車掌から注意を受けることがあるので注意が必要です。
また、非常に混雑しているときは、スーツケースを使って一時的に座る方法もありますが、これは最後の手段と考えてください。
新幹線での長距離移動では、座れないことも想定し、可能な限り快適に過ごせるように準備をしておくことが大切です。
新幹線自由席の車両一覧:路線ごとの違いと注意点
新幹線の自由席の配置は、利用する路線によって異なります。
各路線で自由席がどの車両に設けられているかを事前に把握しておくことで、座席に座れない事態を避けることができます。
東海道新幹線の自由席
- のぞみ: 1〜3号車
- ひかり: 1〜5号車
- こだま: 1〜6号車、13〜16号車(一部列車では13、14号車が指定席)
山陽新幹線の自由席
- のぞみ: 1〜3号車
- ひかり: 1〜5号車
- ひかりレールスター: 1〜3号車(山陽新幹線内限定)
- みずほ: 1〜3号車
- さくら: 1〜3号車
- こだま: 1〜7号車、8両編成では1〜3号車と7、8号車
九州新幹線の自由席
- みずほ: 1〜3号車
- さくら: 1〜3号車
- つばめ: 1〜3号車、一部列車では全車両自由席
東北、秋田、山形、北海道新幹線
- 自由席の設定がない場合が多いですが、立席特急券を使って空いている指定席に座ることができます。
上越、北陸新幹線の自由席
- とき、たにがわ: 1〜5号車
- Maxとき: 1〜3号車、9〜11号車
- かがやき: 自由席なし
- はくたか: 1〜4号車
- あさま: 1〜4号車、12両編成では1〜5号車
- つるぎ: 1〜4号車
乗車する前に各新幹線の自由席車両配置を確認し、混雑を避けるためにも早めに並ぶことが推奨されます。
特に観光シーズンには自由席の数が減る場合があるため、余裕を持って計画を立てましょう。
自由席を確保したいなら、なるべく早めにホームに並んでおくのが鉄則です。
とはいえ、「いつから並べるのか分からない…」という人も多いのではないでしょうか?
➡ 新幹線は何分前から乗れる?始発駅と途中駅でのタイミングの違いを解説
乗車可能時間の目安や、始発・途中駅での違いを知っておけば、無駄な待ち時間を減らして効率的に動けますよ。
新幹線自由席を確保するための効果的な方法
新幹線の旅で自由席を確保するためのコツをいくつかご紹介します。
これらの方法を利用すれば、快適に座って旅をするチャンスがぐっと高まりますよ。
- 特定の車両を狙う
- 後部車両を選ぶ
- 改札から遠いドアを利用
- 立ち位置を工夫する
- 途中駅発の列車を利用
- ピーク時を避ける
これらのコツを活用して、次の新幹線旅行ではストレスなく座席を確保し、快適な旅を楽しんでください。
1つずつ詳しく解説していきますね。
2号車や4号車の列に並ぶと座りやすい
新幹線での旅行中、座席を確保するためには車両選びが重要です。
特に座席数が多い2号車や4号車を狙うことで、座れる可能性が大きく向上します。
新幹線各車両では座席数に差があり、例えば「のぞみ号」では自由席が設定されている1号車、2号車、3号車がありますが、座席数はそれぞれ異なります。
1号車は65席、2号車は100席、3号車は85席となっており、2号車が最も座席数が多くなっています。
また、座席数が多い車両は、トイレや喫煙所などが設置されている車両よりも多くなっています。例えば東海道新幹線では3号車が該当します。
このため、同じ列に並んでいる人数が同じ場合、2号車や4号車に並ぶと座れる確率はぐっと高まります。
「ひかり号」であれば、自由席が5号車まで設定されていて、4号車も座席数が多いため、座れる確率をさらに高めることができます。
このように、新幹線を利用する際は車両の座席配置を事前に確認し、座席数が多い車両の列に並ぶことで、快適な旅行を実現しましょう。
後部車両の自由席は比較的空きが多い
新幹線で自由席を利用する際には、後部車両に注目すると良いでしょう。
一般的な認識としては自由席は列車の前部に多いとされていますが、実は後部の自由席も座りやすい選択肢です。
特に、「こだま号」や「やまびこ号」のような列車では、12号車から16号車に自由席が設けられています。
これらの車両は多くの乗客が前方の車両を選ぶため、後部の自由席は比較的空いていることが多く、座れる確率が高まります。
後部車両を選ぶメリットは、空いている確率が高いだけでなく、乗車時の混雑を避けやすく、快適に過ごすことが可能です。
次回新幹線を利用する際は、後部車両の自由席を狙ってみると良いかもしれません。
改札から離れたドアで待つのがコツ
新幹線を利用する際には、どの車両に乗るか事前に決めておくと便利です。
特に、改札から遠いドアでの待機がおすすめです。
新幹線の各車両は前後にドアが設けられており、改札に近いドアは下車する乗客が多く集まるため、その分乗車までの時間が長くなる傾向があります。
逆に改札から遠いドアでは、降車する乗客が少ないためスムーズに乗車できることが多いです。
特に途中駅から乗車する場合、この戦略は非常に有効で、空席を見つけやすくなります。
早く乗り込むことで、座席を確保しやすくなるため、快適な旅のスタートを切ることができるでしょう。
座れない時は車両の中央で待機
新幹線で自由席を見つけるのが難しい場合、車両の中央部で待機することがおすすめです。
ここで待つと、席が空いた瞬間にすぐに座ることができます。
通常、自由席が見つからない時は連結部のデッキで待つのが一般的ですが、降車する人々に道を譲る必要があり、その間に空いた席が他の乗客に埋まる可能性があります。
そのため、車両の中央部に位置をとっておくと、このような状況を避けられます。
ただし、デッキが十分に空いている場合に車両の通路に無理に留まると、周囲の乗客や車掌から不審に思われることがあるので注意が必要です。
特に混雑している時は、車両の中央での待機が最も効果的で、座席を確保するチャンスを増やします。
途中駅発着の列車を選ぶと座れる可能性大
新幹線の自由席を探す際、途中駅からの列車を選ぶと、座席を見つけやすくなります。
これは、特定の駅での乗客数が限られるため、全区間を運行する列車よりも空席が出やすいからです。
特に、東海道・山陽新幤線の新大阪や名古屋発着の列車は、大都市間を結ぶ東京や博多発着の列車に比べて混雑が少なく、座席を確保しやすくなります。
東北新幹線においても、仙台発着の列車は、東京発着に比べてより多くの空席が見込めるためおすすめです。
列車を選ぶ際は、これらの途中駅発着の新幹線に注目して、快適な旅を計画してみてください。
座席に座れる確率を高めるため、途中駅からの利用を考えるのが賢い選択と言えるでしょう。
帰省時は最終の新幹線を避ける
年末年始やお盆などの帰省シーズンには、最終便の新幹線が特に混雑する傾向にあります。
この時間帯の列車は多くの帰省客で満員になりがちです。
長い休みを最後まで楽しむ気持ちもわかりますが、最終便を利用すると帰路が辛いものになることも。
疲れている時に座席を求めて車内を移動するのは、思っている以上に大変です。
快適に帰るためには、最終便を避けて少し早めの時間帯の新幹線に乗ることをおすすめします。
そうすることで、帰りの旅もゆったりと座って過ごすことができ、旅の疲れを癒やしながら帰宅することが可能です。
早めの新幹線を選ぶことで、混雑を避け、安心して帰省の締めくくりをすることができます。
混雑時は、あらかじめ指定席を取っておくのもひとつの方法です。
ただ、「予定より早く駅に着いてしまって、自由席に乗れそうなら乗りたい」というケースもありますよね。
➡ 新幹線の指定席券で早い時間の自由席に乗ってもいい?変更ルールと当日の手続き方法
指定席券を持っている場合に自由席へ変更できる条件や、スムーズに移動するための手続き方法をわかりやすく解説しています。
新幹線の自由席で座れない場合の時間変更と料金払い戻しの方法
もし新幹線の自由席に座ることができず、他の選択肢を考えたい場合、どのような対応が可能かを確認しましょう。
乗車前であれば、自由席のチケットは有効期間内に限り、少しの手数料で払い戻しが可能です。
このチケットは、購入日当日に限り好きな時間帯の新幹線に乗車することができるため、時間変更の必要はありません。
時には、混雑していて希望の自由席に座れないこともありますよね。
そんな時はどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、そんな時に役立つ新幹線自由席チケットの変更やキャンセルについて、わかりやすく解説します。
これを知っておけば、もしもの時も安心ですね。
新幹線自由席特急券の柔軟な利用方法
新幹線の自由席特急券は、使い勝手の良さで知られています。
このチケットは、当日限りの有効期間があり、乗車日内であれば自由に列車の変更が可能です。
日付や列車の変更が自由自在
自由席特急券は、指定された日にのみ有効で、購入後に予定が変わった場合でも、使用前であれば乗車日の変更が可能です。
ただし、変更は購入日から有効期間内で行う必要があります。
時間変更の必要性なし
このチケットは時間指定がないため、当日中であればどの時間帯の列車にも自由に乗車できます。
事前の予約変更や手続きをする必要はありません。
指定席へのアップグレード
空席がある場合、自由席特急券から指定席特急券への変更が可能です。
この時、必要となるのは自由席と指定席の料金差額です。
変更は出発前に駅の窓口で行うことができます。
新幹線の旅をもっと快適に、そして柔軟にするために、自由席特急券のこれらの特性を活用してみてくださいね。
新幹線自由席チケット変更時の重要ポイント
新幹線の自由席チケットを変更したい場合、いくつかのポイントを押さえておくとスムーズです。
グリーン車へのアップグレードも可能
基本的に自由席特急券を持っていれば、差額を支払うことでグリーン車への変更が可能です。
変更を希望する場合は、新幹線の出発前に駅の窓口で手続きを完了させましょう。
この際、チケットが有効期間内であること、また乗車予定の駅の出発時刻前であることが必要です。
当日の変更も対応可能
新幹線チケットの変更は、チケットが未使用で有効期間内であれば、乗車当日でも行えます。
ただし、一度乗車駅の発車時刻を過ぎてしまうと、そのチケットは無効となるため注意が必要です。
日付や区間の変更は手数料が無料で1回まで
日付や区間の変更は、初回は手数料無料で行うことができます。
この場合も、変更はチケットが未使用で、有効期間内かつ乗車駅の出発時刻前に限られます。
2回目の変更からは手数料が必要
チケットを一度変更後、さらに変更を加えたい場合は払い戻しをして再購入する必要があります。
この際、220円の手数料がかかりますので、計画的に変更することが重要です。
特定の割引チケットは変更が制限される場合あり
旅行代理店で購入したパッケージや特定の割引チケットは、変更条件が通常のチケットと異なることがあります。
購入時に変更可能かどうか、詳細を確認しておくと良いでしょう。
これらのポイントを理解しておくことで、新幹線の自由席チケットをより柔軟に利用することが可能です。
新幹線自由席チケットの変更手順
新幹線のチケットを変更したい場合、最も確実な方法は駅の「みどりの窓口」やその他の有人窓口で手続きをすることです。
もし手持ちのチケットが変更可能かや、変更手続きの方法について不明な点がある場合は、駅の窓口スタッフに直接尋ねることをおすすめします。
窓口では、親切に対応してくれるスタッフが、チケットの変更方法や必要な手続きについてアドバイスを提供してくれますよ。
新幹線自由席の料金払い戻しについて
新幹線の自由席で座席が見つからない場合、乗車してしまうとチケットの払い戻しやキャンセルは認められていません。
しかし、乗車する前であれば、たとえ当日であっても220円の手数料を支払うことで払い戻しが可能です。
自由席チケットは指定された席がないため、利用日当日ならどの時間の列車にも乗ることができます。
これにより、時間に縛られずに柔軟に旅行計画を立てることができます。
乗車前には座席の空き状況をよく確認し、座れない場合のリスクも考慮しておくと良いでしょう。
新幹線の自由席と指定席の料金差と当日の変更可否
新幹線を利用する際、自由席と指定席の間には料金差が存在します。
自由席は予め座席を選ばずに乗車することができ、指定席は座席が保証されています。
もし自由席に座席が見つからなかった場合、空席がある指定席に差額を支払うことで当日でも移動が可能です。
これにより、座って快適に旅行を続けることができます。
特に繁忙期などでは自由席が満席になることが多いため、事前に指定席を確保するか、または乗車当日に空席状況を確認してから指定席への変更を考えると良いでしょう。
新幹線での移動をより快適に、そして柔軟に対応できるように、自由席と指定席の違いを理解しておくことが大切です。
新幹線自由席と指定席の料金比較
新幹線を利用する際、運賃と特急料金の合算で最終的な料金が決まります。
自由席と指定席では、同じ運賃でも特急料金に差があり、自由席のほうが低価格です。
例えば、東海道新幹線の東京から大阪までの「のぞみ号」で見てみましょう。
両方の座席タイプで運賃は8,910円ですが、特急料金は自由席が4,960円、指定席が5,810円となっています。
この結果、自由席の総料金は13,870円、指定席は14,720円となり、自由席の方が850円お得です。
区間 | 座席タイプ | 運賃 | 特急料金 | 総料金 | 差額 |
---|---|---|---|---|---|
東京〜大阪 | 自由席 | 8,910円 | 4,960円 | 13,870円 | |
東京〜大阪 | 指定席 | 8,910円 | 5,810円 | 14,720円 | +850円 |
同様に、東北新幹線の東京から仙台までの「やまびこ号」では、運賃が6,050円で固定されています。
こちらでは特急料金が自由席で4,510円、指定席で5,040円です。
全体の料金は自由席が10,560円、指定席が11,090円となり、自由席の方が530円安く設定されています。
区間 | 座席タイプ | 運賃 | 特急料金 | 総料金 | 差額 |
---|---|---|---|---|---|
東京〜仙台 | 自由席 | 6,050円 | 4,510円 | 10,560円 | |
東京〜仙台 | 指定席 | 6,050円 | 5,040円 | 11,090円 | +530円 |
これらの情報から、特に往復で利用する場合、自由席を選ぶとかなりのコスト削減が見込めることがわかりますね。
自由席は指定席よりも料金面で有利であり、予算を気にする旅行者には特におすすめです。
当日の自由席から指定席への変更方法
新幹線で自由席特急券を持っている場合、基本的にはそのチケットで自由席にのみ座ることが可能です。
もし自由席が満席だったとしても、指定席には座ることができません。
しかし、状況に応じて自由席から指定席への変更が可能な場合があります。
自由席特急券を持っていて、指定席が空いている場合には、車掌に相談して差額を支払い、指定席への変更が許可されることがあります。
この変更は、その列車の空いている指定席に限られ、座席の指定はできません。
つまり、既に他の乗客が指定している座席には座れないため、場合によっては座席を譲る必要があります。
混雑している場合や車掌が安全や他の乗客の迷惑を考慮して変更を認めないこともありますので、変更を希望する際は車掌の指示に従ってください。
変更が認められた場合は、快適に指定席で旅を楽しむことができます。
新幹線自由席を事前予約するとお得?
新幹線を利用する際、事前に自由席チケットを購入するという選択肢があります。
多くの人が指定席を選びがちですが、自由席のチケットも事前に予純することができます。
では、実際に事前予約をすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
自由席チケットを事前に購入する最大の利点は、当日の窓口や券売機での待ち時間を省略できることです。
特に繁忙期には、この時間節約は大きなメリットとなります。
しかし、価格面での大きな差はないため、経済的なメリットを期待するのは難しいかもしれません。
事前に自由席チケットを購入することで、少しでもスムーズに旅行の準備を整えることができます。
ただし、前日に購入する場合と価格に大きな違いはありませんので、予約の利便性を重視するかどうかがポイントになります。
新幹線の自由席チケットを事前に予約する方法や、もっとお得に購入するコツについては、引き続き詳細をご案内します。
新幹線の自由席チケットはいつから買えるの?
新幹線の自由席チケットは、乗車予定日の1か月前の午前10時から購入可能です。
これは自由席だけでなく、指定席やグリーン席も同じです。
国の新幹線や特急列車は共通のルールで、券売機や窓口、インターネットサイト、旅行会社など、どこでも同じタイミングで購入できます。
ただし、当日の何分前まで購入できるかは購入方法によって異なるので、事前に必ず各購入方法での最終購入時間を確認しておくことが重要です。
これにより、スムーズに旅行の準備を進めることができます。
新幹線自由席チケット事前購入のデメリットは?
新幹線自由席チケットを前もって購入することは便利ですが、計画が変更になるといくつかの問題が生じる場合があります。
例えば、予定が変わって新幹線の利用が不要になった場合、自由席チケットは購入日にのみ有効で、他の日には使用できません。
このような時、初回の日付変更は手数料無料で可能ですが、その後は追加料金が発生します。
また、悪天候やその他の理由で運行が見合わせになる場合もあります。
そうなると、払い戻しは手数料無料で行えますが、混雑する窓口での手続きはストレスが伴うことが多いです。
事前にチケットを購入することで時間の節約が見込めますが、変更やキャンセルが必要になった際の手間やコストも考慮する必要があります。
そのため、予定が確定していない場合は購入を見送ることも検討しましょう。
新幹線自由席チケット事前購入のメリットは?
新幹線の自由席チケットを前もって購入すると、当日にゆとりを持てるだけでなく、2つの具体的なメリットがあります。
- チケットを事前に確保
事前にチケットを購入しておくことで、手元にチケットがあるため、当日の準備が楽になります。特に繁忙期や急な出発に対応しやすく、安心して旅行の日を迎えることができます。 - 待ち時間の削減
新幹線の自由席チケットを予め購入しておくと、旅行当日に券売機や窓口での待ち時間を省くことができます。これは、特に繁忙期や週末など、駅が混雑する時に大きな利点となります。
事前購入のデメリットとしては、変更が必要になった場合に少し手間がかかる点がありますが、計画が確定している場合は事前購入がおすすめです。
また、新幹線の自由席チケットは売り切れることがないため、急な予定変更にも柔軟に対応可能です。
これらのメリットを活用することで、旅行の計画がよりスムーズに、そして快適に進むでしょう。
事前に手配することで得られる心の余裕は、旅の質をさらに高めてくれます。
新幹線の自由席チケットをお得に手に入れる方法
指定席だけでなく、新幹線の自由席チケットもお得に購入できる方法があります。
これらの方法を利用して、さらにお得に旅行を楽しみましょう。
お得な購入方法
- 回数券 新幹線の回数券は6枚綴りが一般的ですが、4枚や2枚綴りもあります。頻繁に新幹線を利用する人には非常にお得です。ただし、インターネット予約の普及に伴い、多くの回数券は廃止されています。利用可能な区間があれば、ぜひ活用してください。
- 学割 JRが指定する学校(中学、高校、大学、専門学校など)の学生は、学割が適用され、料金が2割引になります。片道の距離が101キロ以上であることが条件です。学割を利用する場合は、在学証明書を窓口に提示する必要があります。
- 往復乗車券 往復乗車券は片道の営業キロが601キロ以上であれば、往復ともに運賃が1割引になります。ただし、新幹線の特急料金には割引が適用されません。
- 未就学児は無料 新幹線の自由席では、未就学児(1歳から6歳まで)は無料で乗車できます。大人1人につき未就学児2人までが無料の対象です。子連れの家族には大きなメリットです。
子供料金の詳細
- 中学生以上(12歳以上):大人料金と同じ
- 小学生(6歳~12歳):大人料金の半額
- 未就学児(1歳~6歳):無料
- 乳児(0歳):無料
6歳で小学校に入学していない場合や12歳でまだ小学生の場合、それぞれ未就学児と小学生の料金が適用されます。
子供と一緒に自由席を利用する例
- 大人1人と未就学児3人の場合:3人の子供のうち1人分は有料(大人料金の半額)
- 大人1人と中学生1人、未就学児3人の場合:未就学児3人とも無料
自由席を利用する際、混雑時には膝の上に乗せる、小さな子供2人を1席に座らせるなどの配慮をしましょう。
これらの方法をうまく活用して、新幹線の自由席チケットをお得に手に入れてくださいね。
まとめ
新幹線の自由席は、年末年始やお盆などの繁忙期や連休時には特に混雑し、座れない可能性が高いです。
また、平日の通勤通学の時間帯も混みやすく、自由席車両の少ない路線では座れないことがあります。
座れる確率を上げるコツ
- 座席数の多い車両を選び、改札から遠いドアで待つと座れる可能性が高くなります。
- 途中発着便の利用も効果的で、すぐに座れない場合は通路で待機し、空いた席に座ることができます。
- 繁忙期には混み合う最終便を避けるのが無難です。
チケットの取り扱い
- 新幹線の自由席チケットは乗車後のキャンセルや変更はできません。
- ただし、当日に差額を支払えば、空いている指定席に変更することは可能です。
事前購入のメリット
- 自由席チケットを早めに購入しても前日と値段はほぼ変わらないため、事前予約の必要性はあまりありません。
- 自由席チケットをお得に購入する方法としては、回数券や学割、往復割引券の利用がおすすめです。また、未就学児は大人1人につき2人まで無料で乗車できます。
新幹線の自由席で確実に座るためのポイントや、チケットの取り扱い方法について解説しました。
新幹線自由席の混雑を避けるための対策とコツを理解しておけば、より快適な旅を楽しむことができます。
しかし、混雑対策をしっかりしていても、天候次第で列車自体が動かない可能性もあります。
特に台風や大雨のシーズンは、予定通りに動かないことも多いので注意が必要です。
こちらの記事では、運休・遅延の判断基準や事前にできる対策、当日の対応について、冷静に行動するためのポイントを解説しています。