新年の風物詩として親しまれている「七草粥」。
七草を食べることで一年の健康を願う素敵な習慣ですが、「お粥はちょっと苦手…」「他の料理にも活用したい！」と思ったことはありませんか？
実は七草は、お粥だけでなく天ぷら、スープ、サラダなど、幅広い料理にアレンジできる万能食材なんです！
七草それぞれの香りやほろ苦さ、栄養価を活かせば、毎日の食卓に彩りを加えることができます。
この記事では、七草をお粥以外で楽しむ理由から、手軽に作れる簡単アレンジレシピ11選をご紹介します。
七草粥に飽きてしまった方も、今年はお粥以外の新しい食べ方にチャレンジしてみませんか？
七草をお粥以外で楽しむ理由とは？
七草粥は胃腸を整え、冬に不足しがちな栄養を補う日本の伝統的な料理です。
しかし、七草の魅力はお粥だけではありません。
七草それぞれの特徴を知ることで、天ぷらやスープ、サラダなど幅広い料理でその個性を活かすことができます。
七草が持つ香りやほろ苦さ、栄養価を活かして、日々の食卓に新しい彩りを加えてみませんか？
以下で、「春の七草」それぞれの魅力や健康効果、活用法について詳しく解説します。
【七草それぞれの魅力と役割】
| 名前 | 特徴・魅力 | 健康効果 | 料理での活用例 |
|---|---|---|---|
| セリ | 爽やかな香りとシャキシャキ食感が特徴。春の訪れを感じさせる野菜。 | 血行促進、むくみ改善、食欲増進に効果。 | 鍋物、おひたし、サラダ、おにぎりなど。 |
| ナズナ | 別名「ペンペングサ」。ほんのり苦味があり、クセが少なく食べやすい。 | 利尿作用、デトックス効果、便秘改善。 | スープ、サラダ、スムージーに取り入れやすい。 |
| ゴギョウ | 別名「ハハコグサ」。ほんのり甘みがあり、柔らかな葉が特徴。 | 喉の痛みを和らげ、風邪予防に役立つ。 | おひたし、和え物、炒め物に活用。 |
| ハコベラ | 柔らかい茎と葉で、クセがなく甘みがある。 | 胃腸を整え、ビタミン補給に役立つ。 | 味噌汁、卵焼き、雑炊、サラダにおすすめ。 |
| ホトケノザ | 軽い苦味と野草らしい風味が特徴。 | 食物繊維が豊富で腸内環境を整える。 | サラダ、パスタ、炒め物、天ぷらに使える。 |
| スズナ | 蕪（カブ）の甘みとほくほく食感が魅力。葉も柔らかく食べやすい。 | ビタミンC豊富で免疫力向上や疲労回復。 | 煮物、スープ、炒め物、サラダで活躍。 |
| スズシロ | 大根のシャキシャキ感とみずみずしさが特徴。 | 消化促進、胃腸を整える作用がある。 | 大根おろし、漬物、煮物、鍋料理に最適。 |
七草はそれぞれに特徴的な香りや味わい、栄養価を持ち、お粥だけでなく様々な料理に活用できます。
七草を使ったレシピを工夫することで、食卓がより豊かになります。
七草の日には七草粥が定番ですが、手軽な野菜を使った初心者向けのお粥レシピに挑戦してみるのもおすすめです。
七草が手に入らないときでも楽しめる、お粥アレンジのアイデアをこちらの記事で詳しく解説しています。
＞＞＞七草粥の代わりに！手軽な野菜で作る初心者向け簡単アレンジお粥レシピ
新しいお粥の楽しみ方をぜひチェックしてください！
七草を使ったお粥以外の簡単アレンジレシピ11選
七草はお粥だけでなく、さまざまな料理にアレンジできる万能食材です。
香りやほろ苦さ、栄養価を活かせば、普段の食卓にも手軽に取り入れられます。
ここでは、天ぷらやスープ、サラダなど、お粥以外で七草を楽しめる簡単レシピを11種類ご紹介します。
七草の新しい食べ方を試して、バリエーション豊かな料理を楽しんでみましょう！
七草の天ぷら
カリッと揚げることで、七草の独特な香りと苦味を楽しめます。
軽い塩味で仕上げると素材の風味が際立ちます。
材料（2人分）：
- 七草適量
- 薄力粉：1/2カップ
- 冷水：1/2カップ
- 揚げ油：適量
- 塩：少々
作り方：
- 七草をよく洗い、水気をしっかり切る。
- 薄力粉と冷水を混ぜ、衣を作る。
- 七草を衣にくぐらせ、170℃の揚げ油でカリッと揚げる。
- 軽く塩を振って完成！
ポイント： 七草は茹でずにそのまま揚げることで、シャキッとした食感を楽しめます。
七草のおひたし
七草の風味をシンプルに味わえる定番の一品。
さっぱりとした副菜として、食卓を彩ります。
材料（2人分）：
- 七草適量
- 醤油：小さじ2
- みりん：小さじ1
- だし：小さじ2
- 鰹節：適量
作り方：
- 七草をさっと茹でて冷水に取り、水気を絞る。
- 醤油、みりん、だしを混ぜたタレで七草を和える。
- 器に盛り付け、鰹節を添えて完成！
ポイント： 七草の苦味が気になる場合は、茹で時間を少し長めにすると食べやすくなります。
七草スープ
七草の香りと栄養をスープで味わう、体が温まる一品。
七草が手に入らない場合は、ほうれん草や水菜でも代用できます。
材料（2人分）：
- 七草適量
- 鶏ガラスープの素：小さじ1
- 水：400ml
- 塩・胡椒：少々
- おろし生姜：少々
作り方：
- 鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて温める。
- 七草を刻んでスープに加え、ひと煮立ちさせる。
- 塩・胡椒で味を整え、おろし生姜を加えて完成！
ポイント： 生姜を加えることで体がさらにポカポカ温まります。
七草入りお好み焼き
野菜感たっぷりでヘルシーなお好み焼き。
七草のほろ苦さがソースと相性抜群です！
材料（2人分）：
- 七草適量
- 小麦粉：100g
- 卵：1個
- 水：100ml
- キャベツ：100g
- 豚肉：50g
- お好み焼きソース：適量
作り方：
- 七草を刻み、キャベツや豚肉と混ぜる。
- 小麦粉、卵、水を合わせて生地を作り、七草を加える。
- フライパンで両面を焼き、ソースを塗って完成！
ポイント： ソースやマヨネーズで味を調整しながら楽しむとさらに美味しいです。
七草の佃煮
醤油とみりんで煮詰めた甘辛い佃煮は、ご飯のお供に最適。
材料：
- 七草：適量
- 醤油：大さじ2
- みりん：大さじ2
- 砂糖：小さじ1
- かつお節：ひとつかみ
作り方：
- 七草をさっと茹でて水気を切り、細かく刻む。
- 鍋に醤油、みりん、砂糖を入れ、煮立たせる。
- 七草を加え、水分が飛ぶまで煮詰め、かつお節を混ぜる。
七草ピクルス
酢の酸味でさっぱりと仕上げた保存食。
日持ちがするので作り置きにも◎。
材料：
- 七草：適量
- 酢：100ml
- 水：100ml
- 砂糖：大さじ2
- 塩：小さじ1
作り方：
- 七草を下茹でし、食べやすい大きさに切る。
- 酢、水、砂糖、塩を鍋でひと煮立ちさせる。
- 七草を保存容器に入れ、ピクルス液を注ぎ冷蔵庫で保存。
七草チャーハン
七草を使った栄養満点チャーハン。
手軽に作れるのが魅力です。
材料（2人分）：
- 七草：適量
- ご飯：2膳分
- 卵：1個
- 醤油：小さじ1
- 塩・胡椒：少々
作り方：
- 七草を細かく刻む。
- フライパンに油を引き、溶き卵とご飯を加えて炒める。
- 七草を加え、醤油、塩・胡椒で味を整えて完成！
七草鍋
七草をたっぷり入れたヘルシー鍋。
寒い冬にぴったりです。
材料（2人分）：
- 七草：適量
- 鶏肉：100g
- 豆腐：1/2丁
- だし汁：400ml
- 醤油・みりん：各大さじ1
作り方：
- 七草を洗い、食べやすい大きさに切る。
- 鍋にだし汁、鶏肉、豆腐を入れて煮る。
- 七草を加え、醤油とみりんで味を整える。
七草サラダ
生の七草を使ってシャキシャキ感を楽しめる一品。
材料（2人分）：
- 七草：適量
- トマト：1個
- オリーブオイル：大さじ1
- 塩・胡椒：少々
作り方：
- 七草を食べやすい大きさに切る。
- トマトをスライスし、七草と一緒に盛り付ける。
- オリーブオイル、塩・胡椒をかけて完成！
七草うどん
七草の風味が加わった、さっぱりヘルシーなうどん。
材料（2人分）：
- 七草：適量
- うどん：2玉
- だし汁：400ml
- 醤油・みりん：各大さじ1
作り方：
- 七草をさっと茹でて刻む。
- 鍋にだし汁を沸かし、醤油とみりんで味を整える。
- うどんと七草を加えて煮込んで完成！
七草シチュー
洋風にアレンジしたクリーミーな一品。
七草がシチューに合います！
材料（2人分）：
- 七草：適量
- 鶏肉：100g
- 玉ねぎ：1/2個
- 牛乳：200ml
- 小麦粉：大さじ2
- バター：10g
作り方：
- 鍋にバターを溶かし、玉ねぎと鶏肉を炒める。
- 小麦粉を加えて混ぜ、牛乳を少しずつ加えながら煮込む。
- 七草を加え、柔らかくなるまで煮込んで完成！
七草はお粥以外にも、さまざまな料理にアレンジできます。
天ぷらやシチュー、チャーハンなど工夫次第で新しい美味しさが広がります。
七草の日だけでなく、日々の食卓にも取り入れて、健康的で美味しい七草料理を楽しんでみてくださいね。
そして七草を使った料理を楽しむ際には、それに合うおかずや献立の工夫も大切です。
七草粥にぴったりのおかずを中心に、バランスの良い献立例をこちらの記事でご紹介しています。
＞＞＞七草粥に合うおかずはこれで決まり！献立例5選で簡単バランス満点メニュー
食卓をより充実させるヒントが見つかりますよ！
まとめ
七草粥は新年の定番料理ですが、七草の魅力はそれだけではありません。
この記事では、お粥以外でも楽しめる七草のアレンジレシピ11選をご紹介しました。
- 天ぷらやスープで七草の香りや食感を楽しむ。
- サラダやピクルスでさっぱりとした味わいを堪能する。
- チャーハンやお好み焼きで七草を手軽に日常の食卓に取り入れる。
七草それぞれの風味や栄養を活かせば、料理の幅が広がり、無理なく健康的な食生活を続けることができます。
お粥が苦手な方や、新しい食べ方を試してみたい方も、ぜひ今回のレシピを参考にして、七草をもっと気軽に楽しんでみてください！
七草を使った料理で、体も心も整えて、素敵な1年をスタートさせましょう。
七草を使い切る前に余ってしまった場合は、正しい保存方法を知っておくと便利です。
冷凍保存を活用すれば、七草を長持ちさせながら無駄なく使えます。
保存の手順やポイントはこちらの記事を参考にして、賢く活用してみてください！
