目標を書く場面は、高校生活の中で意外とたくさんあります。
行事のしおり、クラスのスローガン、自分のふり返りや進路希望など…
でも、「なんとなくそれっぽく書いて終わり」になっていませんか?
この記事では、高校生が“自分の言葉”で目標を立てるための3つの考え方を紹介します。
行事でも、進路でも、自分らしい言葉を選べば、その目標がきっと“行動につながる一言”になりますよ。
目標を書く意味とは?
高校生活では、行事や活動だけでなく、進路や自分の将来を考える機会も増えてきます。
そんな中で「目標を書く」ことには、大きな意味があります。
目標があると、行動に“軸”ができる
「とにかく楽しむ」「失敗しても挑戦する」「誰かを支える」など、自分の行動にテーマや意図を持たせることができます。
なんとなく過ごすよりも、「こうありたい」と決めて動くことで、行事も、日常も、自分の中で“意味のある時間”に変わります。
自分の気持ちに気づくきっかけになる
目標を書くということは、「自分がどうしたいか」を言葉にすること。
まだはっきりしていない思いや、普段あまり意識していない気持ちにも気づけるチャンスです。
ふり返るとき、「自分の変化」が見えてくる
行事や活動が終わったあと、目標を読み返すことで、「できたこと」「変わったこと」「難しかったこと」が見えてきます。
その気づきが、次の一歩や、自分自身の成長につながります。
目標は、ただの“決まり文句”じゃありません。
言葉にすることで、気持ちを形にし、行動を意味づけるきっかけになります。
目標を考えるときの3つのポイント
高校生が「自分らしい目標」を立てるためには、少し視点を変えて考えることがポイントです。
ここでは、目標を立てるときに意識したい3つの考え方を紹介します。
どんな価値を感じたいかを考える
目標は「行動をどうするか」だけでなく、その行動から何を得たいかを考えることで、言葉に深みが出ます。
- この行事で、どんな気持ちを味わいたい?
- どんな思い出が残っていたらうれしい?
- 自分が成長したと感じる瞬間って、どんなとき?
こうした問いかけから、「挑戦」「絆」「達成感」「自信」など、目指したい“価値”が見えてきます。
“自分らしさ”を表すキーワードを意識する
高校生になると、自分の考え方や強み・弱みにも少しずつ気づき始める時期。
目標を書くときは、「他の人にどう見せるか」よりも、自分の本音に近い言葉を選ぶことが大切です。
たとえば…
- 「人と関わるのが苦手だけど、あえて班を引っ張ってみたい」
- 「静かに支える方が得意だから、周りのサポートを意識したい」
- 「ずっとやりたかった役割に挑戦してみたい」
→ こうした“らしさ”がにじむ目標は、読んだ人の心にも残ります。
書いて終わりにしない意識を持つ
目標は、書いた瞬間ではなく、「そのあとどう使うか」で価値が決まるもの。
ふり返りのときに読み返して、こう問いかけてみましょう。
- 意識できた?
- 途中で忘れてた?
- 少しでも実行できた?
できたこと・できなかったこと、どちらにも意味があります。
そこから何を感じたかを言葉にできれば、目標は“学び”に変わります。
目標を考えるときに使えるキーワード・視点
「何を書けばいいのか思いつかない…」というときは、キーワードや視点の“引き出し”を増やしておくと、考えやすくなります。
以下のようなキーワードをヒントにして、自分に合う言葉を探してみましょう。
目標に使える!よく出てくるキーワード例
テーマ | キーワード例 |
---|---|
協力・団結 | 仲間・支え合い・一致団結・思いやり |
チャレンジ | 挑戦・一歩・変化・勇気・突破 |
成長 | 自分らしさ・変わる・前へ・努力・意識 |
学び・記録 | 観察・記録・吸収・ふり返り・気づき |
感謝・礼儀 | あいさつ・マナー・感謝・感動 |
未来・進路 | 自立・目標に向かう・夢・進む道 |
自分から問いかける視点もヒントに
- 今の自分に足りていないことは?
- 今回の活動でしかできない経験って?
- 自分がやってみたい役割・行動は?
- 周りにどんな影響を与えられたらうれしい?
こういった視点を持つことで、言葉に“自分だけの意味”が込められるようになります。
行事別の目標例も参考にしよう!
目標は「ゼロから考える」のが難しいもの。
そんなときは、行事や場面に合わせた実例を見ることで、自分のイメージもぐっとわきやすくなります。
▶ 修学旅行の目標を考えたい人はこちら
[修学旅行の目標アイデア10選|高校生向け例文&考え方のポイントを解説]
→ クラスや班での行動、自分の過ごし方を考えるヒントが見つかります。
▶ クラス全体のテーマを考えるときはこちら
[高校生向け|学年スローガン30選|青春も感動も詰まった言葉&作り方のコツを解説]
→ 学年目標やクラススローガンにも応用できる言葉をジャンル別に紹介。
実例を見ながら「これなら書けそう」「こういう感じにしたい」と感覚的にヒントを得るのも大事なステップのひとつです。
まとめ|目標は、自分の気持ちを行動に変える“言葉”
高校生にとっての目標は、単なる“きれいな言葉”ではなく、「どうありたいか」「どう過ごしたいか」を言葉にするきっかけです。
たとえ短い一文でも、そこに自分の考えや気持ちがこもっていれば、日々の行動や、行事の向き合い方が少しずつ変わっていきます。
書いた目標を振り返る時間も、きっとあなたの成長につながる大切なステップになるはずです。
あなたらしい言葉で、自分だけの目標をつくってみてくださいね。
目標を考えるときは、スローガンや行事全体の雰囲気も一緒に意識できると、より自分らしい言葉が見つかりやすくなります。
▶ スローガンを考えるときのヒントはこちら
[高校生向け|スローガンの作り方&アイデアの出し方を解説!考え方のコツも紹介]
→ 目標とスローガンをつなげたい人におすすめ!
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[高校行事で使える目標&スローガンまとめ|年間イベント別の言葉アイデア集]
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