「専門学校の入学式、親は行くべきなの?」
「ほかの家庭はどうしているんだろう?」
お子さんが専門学校へ進学する際、入学式に親が参加するべきかどうか迷う方は多いのではないでしょうか。
大学とは違い、専門学校の入学式では親が参加するケースも珍しくありません。
しかし、参加するかどうかは学校の方針や家庭の考え方によって異なります。
この記事では、親の参加率やメリット・デメリット、入学式当日の流れ、服装マナー について詳しく解説します。
「参加しようか迷っている…」という方も、この記事を読めば判断しやすくなるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
専門学校の入学式に親は参加するのが普通? 実際の参加率は?
専門学校の入学式に親が参加するかどうかは、学校の方針や家庭の考え方によって異なります。
大学と比べると親が参加するケースは多いですが、必須ではありません。
私自身も専門学校に進学しましたが、実家から遠方の学校を選んだため、入学式には親は参加せず、私一人で出席しました。
ただ、会場には親と一緒に来ている人もいましたし、一人で参加している人もいて、それぞれの家庭の状況によって異なるのだと感じました。
「親が来ている人が多いと、一人でいるのが目立つのかな?」と不安に思うかもしれませんが、専門学校の入学式は大学ほど大規模ではなく、親がいるかどうかを気にする雰囲気ではないことがほとんどです。
とはいえ、学校や学科によって親の参加率は異なります。
次に、実際の参加率や親が参加する理由について詳しく解説します。
親が入学式に参加する理由
大学と異なり、専門学校は生徒と学校の距離が近く、親が学校の雰囲気やサポート体制を知っておくことが役立つ場合もあります。
特に、次のような理由から参加を希望する保護者が多いようです。
理由 | 詳細 |
---|---|
新生活のスタートを見届けたい | 進学は人生の大きな節目の一つ。子どもの成長を実感できる機会として参加したいと考える親が多い。 |
学費を負担しているため、学校の雰囲気を知りたい | 専門学校は学費が高額になることも多く、どのような環境で学ぶのか確認しておきたいという親心がある。 |
先生や職員と顔を合わせておきたい | 担任や職員と直接会うことで、子どもがどんな環境で学ぶのか、どんな先生が指導してくれるのかを知ることができる。 |
保護者向け説明会に参加するため | 一部の学校では、学費や授業の進め方、資格取得や就職サポートについての説明会が入学式後に行われることがある。 |
学校によっては、そもそも親の参加を想定していない場合もあります。
そのため、招待状や学校の公式サイトをチェックし、親の参加が可能かどうかを事前に確認することが大切です。
実際の親の参加率はどれくらい?
専門学校の入学式で親が参加する割合は、学校や学科によって異なります。
明確な統計データは少ないですが、体感としては親が来る人と一人で参加する人が半々くらいのことが多いようです。
大学の入学式と比べると、親が参加する割合はやや高い印象があります。
特に、医療・美容・調理系の分野では親の参加率が比較的高いと言われています。
親の参加率が高めの学科
- 医療系(看護、リハビリ、歯科衛生など)
- 美容・エステ系
- 調理・製菓系
こうした分野では、資格取得や就職支援についての説明会が入学式と同時に開催されることも多く、親としても気になる情報が多いため、参加率が高くなる傾向があるようです。
一方で、工業・デザイン・クリエイティブ系の分野では、親の参加率は低めと感じることが多いです。
親の参加率が低めの学科
- 工業・IT・デザイン系
- 自動車整備・機械系
- 芸術・クリエイティブ系
これらの分野では、本人の意向で「親には来てほしくない」「友達と一緒に入学式に出たい」と考える学生も多いため、親の参加率は低くなる傾向があります。
また、実家から離れて遠方の学校に進学する場合も、親が参加しないことが多いです。
私自身もその一人でしたが、会場では一人で参加している新入生もたくさんいましたし、親と一緒に来ている人もいました。
どちらが多いというより、それぞれの家庭の事情や考え方によるものだと感じました。
入学式は家族にとって大切なイベントですが、親の参加は必須ではなく、各家庭の状況や子どもの気持ちに合わせて自由に決めてよいものだと思います。
専門学校の入学式に親が参加するメリット・デメリット
専門学校の入学式に親が参加するかどうかは、それぞれの家庭によって判断が分かれます。
「せっかくだから出席したほうがいいのかな?」と思う一方で、「忙しいし、わざわざ行かなくてもいいのでは?」と迷うこともあるかもしれません。
そこで、親が入学式に参加するメリットとデメリットを整理し、参加するかどうかを決める際の参考になるポイントを紹介します。
親が参加するメリット
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お子さんの晴れ姿を見届けられる
大切な節目を一緒に迎えられるのは、親としても嬉しいものです。入学式は、成長を感じる貴重な機会になります。 -
学校の雰囲気や先生の方針を知ることができる
どんな学校生活が待っているのか、先生や職員の雰囲気はどうかなど、実際に足を運ぶことで確認できます。 -
保護者向けの説明会に参加できる
学費の納入スケジュールや授業の進め方、資格取得や就職サポートの内容など、今後の学生生活に関わる大切な話を直接聞けることがあります。 -
通学路や周辺環境を確認できる
お子さんが毎日通う場所を実際に見ておくと、安全面の確認ができたり、住んでいる地域の雰囲気を知ることができたりします。
親が参加するデメリット
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平日に行われる場合、仕事を休む必要がある
入学式が平日に開催されることも多いため、仕事の都合をつけるのが難しい場合もあります。 -
本人が「親に来てほしくない」と感じることがある
高校生のときとは違い、大人として自立したい気持ちが強くなる時期です。親の参加を望まない学生もいるため、本人の気持ちを尊重することも大切です。 -
参加しなくても特に問題はない
入学手続きなどの事務的な手続きはすでに済んでいることが多く、入学式に参加しなくても学業に支障が出ることはほとんどありません。
このように、親が入学式に参加するかどうかは、家庭の考え方やお子さんの意向によって変わります。
事前に相談し、無理のない選択をするのがよいでしょう。
専門学校の入学式の流れとは?
専門学校の入学式は、大学の入学式に比べてコンパクトな進行で行われることが多いです。
学校や学科によって多少の違いはありますが、一般的な流れは次のようになっています。
入学式の一般的な流れ
- 受付・入場(指定された時間までに会場へ)
- 開式の辞・学校長の挨拶(学校の理念や教育方針について)
- 来賓の祝辞・新入生代表の挨拶(これからの学生生活について)
- 学校の教育方針や校則の説明
- クラス発表・担任紹介(学校によっては実施される)
- 保護者向け説明会(開催される場合)
- 閉式・解散(その後は自由行動)
式自体は1時間程度で終了することが多く、その後にオリエンテーションや保護者向けの説明会が行われる場合もあります。
入学式の詳細なスケジュールは、学校ごとに異なるため、事前に案内を確認しておくと安心です。
親が参加する場合の服装マナーは?
専門学校の入学式は、大学の入学式ほど格式ばった雰囲気ではないことが多いですが、ある程度きちんとした服装が求められます。
派手すぎたりラフすぎたりする服装は避け、落ち着いた印象のコーディネートを心がけましょう。
父親の服装
- ビジネススーツ(黒・紺・グレーなどの落ち着いた色が無難)
- ネクタイは派手すぎないシンプルなデザインを選ぶ
母親の服装
- セミフォーマルなスーツやワンピース
- ジャケットを羽織るときちんとした印象に
避けたほうがよい服装
- ジーンズやスウェットなどのカジュアルすぎる服装
- 派手な柄や過度に華やかな装い(式の雰囲気にそぐわない場合がある)
特に厳格なドレスコードがあるわけではありませんが、「控えめで上品」な服装を意識すると安心です。
入学式の服装は、卒業式と兼用できるのか気になる方もいるかもしれません。
同じ服装を着回したい場合は、ちょっとした工夫で印象を変えられます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
➡ 卒業式と入学式は同じ服装でOK!着回しのコツとマナーを徹底解説
また、入学式にコサージュやブローチを付けるべきか 迷う方もいるでしょう。
TPOに合った選び方や付け方のポイントを、こちらの記事で詳しく解説しています。
➡ 入学式にコサージュとブローチどっちがおすすめ?失敗しない選び方とマナーを解説
親の参加は無理のない範囲で
専門学校の入学式は、親の参加が必須ではありませんが、参加することで学校の雰囲気を知れたり、安心感を得られたりするメリットもあります。
一方で、仕事の都合やお子さんの意向によっては参加しないという選択も十分にあり得ます。
「行くべきか迷う…」という場合は、事前に学校の案内を確認したり、お子さんと相談したりして決めるのが安心です。
無理をせず、家庭の事情やお子さんの気持ちを大切にしながら判断するとよいでしょう。
入学式は、お子さんにとって新たなスタートを迎える大切な日です。
親としてどのような形で関わるかはそれぞれですが、どんな選択をしても、お子さんの門出を温かく見守る気持ちが何より大切ではないでしょうか。
また、入学に際して親戚や知人からお祝いをいただくこともあるかもしれません。
その場合は、早めにお礼の気持ちを伝えると丁寧です。
かしこまりすぎず、気持ちの伝わるお礼状の書き方をこちらの記事で詳しく紹介しています。