寒い冬、年のはじめを清らかな気持ちで迎える初詣は、心も体も準備万端で臨みたいものですよね。
長時間屋外で過ごす初詣では、防寒対策や必要な持ち物をしっかり整えることが大切です。
恋人とのデートや家族での参拝はもちろん、一人でゆっくりと過ごす初詣も、どんな持ち物が必要なのか迷う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、初詣で役立つ持ち物リストや寒さ対策におすすめのアイテム、さらに暖かく快適に過ごせる服装のポイントをまとめてご紹介します!
また、年末年始を一人で楽しく過ごしたい方には、こちらの記事もおすすめです。
初詣を含めた一人時間の楽しみ方を25のアイデアにまとめています。
>>>年末年始ぼっちの過ごし方に悩んでる?一人時間を楽しむ方法25選
これを読めば、どんな寒さにも負けずに気持ちよく新しい一年をスタートさせる準備が整います。
ぜひ参考にしてください!
初詣の持ち物!必需品や防寒対策おすすめグッズは?
初詣は寒い中で長時間過ごすことが多いため、持ち物や防寒対策が重要です。
忘れがちな必需品や役立つ防寒アイテムを事前にチェックして、快適に新年のスタートを迎えましょう!
参拝前に確認しておきたいマナーと基本作法
初詣では、神様への敬意を表すために、正しい参拝の作法を守ることが大切です。
鳥居や参道を歩く際には、中央ではなく左右の端を歩くようにしましょう。
中央は神様が通る道とされているためです。
手水舎に着いたら、まず手を清めます。
柄杓を使い、左手、右手、そして口をすすぎます。
この一連の作法で心身を清め、神様にご挨拶する準備を整えます。
参拝の際には、鈴を鳴らしてから二礼二拍手一礼を行うのが基本です。
寺院の場合は合掌することで感謝や祈りを捧げます。
お賽銭の準備は大丈夫?縁起の良い金額と注意点
お賽銭は、お願い事をするための対価ではなく、心身を清めるためのものとされています。
小銭を用意しておくとスムーズですが、最近ではキャッシュレス賽銭を導入している神社も増えています。
スマホ決済に対応している場所もありますが、風情を大切にしたい方は小銭を使うのがおすすめです。
お賽銭の金額には語呂合わせで縁起を担ぐ習慣があります。
「5円」は「ご縁」、「50円」は「見通しが良い」など、縁起の良い金額を選ぶのも楽しいですね。
5円:ご縁
10円:遠縁(縁が遠ざかる)
11円:いい縁
15円:十分にご縁
20円:二重に縁
25円:二重にご縁
41円:始終いい縁
45円:始終ご縁
500円:これ以上の硬貨(こうか=効果)はない
5円・50円:見通しが良い(穴が開いていることから)
など
屋台での買い物やおみくじの購入ではお釣りをもらう手間を減らすために小銭が重宝されます。
大きなお札しかない場合は事前に両替しておくと安心です。
お賽銭の金額には縁起の良い意味や避けたほうがいい語呂合わせがあることをご存知ですか?
特に“101円”の金額には特別な意味があります。その詳しい理由や縁起の良いお賽銭の金額については、こちらの記事で解説しています。
>>>お賽銭で101円の意味は?縁起がいい金額と避けたい語呂合わせを解説
初詣をより意味のあるものにするために、ぜひ参考にしてみてください。
忘れがちだけど重要!ハンカチで身だしなみも整えよう
手水舎で手を清めた後、濡れたままにしておくのは失礼にあたるとされています。
そんなときに役立つのがハンカチです。
また、屋外では冷たい風が吹くことが多く、お手洗い後などにも必要になる場面が多いです。
忘れずにポケットやバッグに入れておきましょう。
ハンカチは荷物にならず、小さなスペースに収まるため、普段持ち歩かない人も初詣の際にはぜひ携帯してください。
ポケットティッシュは初詣の万能アイテム!
寒さが厳しい初詣では、鼻水やくしゃみが出やすくなります。
そのため、ポケットティッシュを持参するのはおすすめです。
ティッシュは軽くてかさばらないため、バッグやポケットに入れておくのが便利です。
屋外でのちょっとした汚れを拭く際にも役立ちます。
手を清潔に保つための基本アイテムとしても活躍するので、寒い時期の外出時にはぜひ準備しておきましょう。
ウェットティッシュで快適&清潔な初詣をサポート
屋台での食事を楽しむ際や手を清潔に保ちたい場面では、ウェットティッシュが大活躍します。
飲食時に手を拭くことで衛生的に安心できます。
特に除菌タイプのウェットティッシュは多くのシーンで使えるため、持っておくと非常に便利です。
また、食べ物をこぼしてしまった際やちょっとした汚れを落とすときにも役立ちます。
初詣には忘れずに持って行きましょう。
スマートフォン活用術!便利さと参拝マナーを両立するコツ
スマートフォンは初詣でも欠かせないアイテムの一つです。
ただし、使用する際にはマナーを守りましょう。
写真撮影を楽しむ際には、境内の撮影禁止エリアに注意してください。
神聖な場では撮影を控えることが求められる場合があります。
また、混雑時に待ち合わせをする場合などにはスマホがあると便利ですが、充電が切れることもあるため注意が必要です。
モバイルバッテリーがあれば充電切れの心配なし!
初詣の混雑するエリアでは、通信が集中してスマホのバッテリー消耗が早まることがあります。
そのため、モバイルバッテリーを持参するのがおすすめです。
特に写真や動画をたくさん撮る予定がある方には、充電が切れないよう余裕のある容量のバッテリーを用意しておくと安心です。
持ち運びに便利なコンパクトなものも増えているので、自分のニーズに合ったものを選びましょう。
昨年のお札やお守りはどうする?返納のポイント
お札やお守りは、購入後1年間そのご利益をいただけるとされています。
古いお札やお守りをそのままにしておくのは避け、年始の初詣で新しいものに更新しましょう。
基本的には購入した神社やお寺に返納するのが通例ですが、昨年とは異なる場所に参拝する場合でも問題ありません。
注意すべき点は、ゴミとして処分しないことです。
役目を終えたお札やお守りには感謝の気持ちを込め、「ありがとうございました」と心の中で伝えながら奉納してください。
古いお札やお守りを返納する際には、どんど焼きで正しく処分する方法を知っておくと安心です。
どんど焼きとは、正月飾りやお守りなどを神聖な火で燃やし感謝を捧げる行事です。
いつまでに持ち込むべきかなど、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>>>どんど焼きでお守りや鈴を正しく処分!いつまでに持ち込むべき?
いざというときのために!絆創膏の携帯を忘れずに
初詣では大勢の人で混雑することが予想され、人混みの中では足を踏まれてしまうことや、予期せぬケガをすることもあります。
また、長時間歩くことで靴ずれが起きてしまうこともありますよね。
そんなときに絆創膏を1~2枚持ち歩いていると、すぐに対応できて便利です。
バッグのポケットやお財布など、取り出しやすい場所に入れておくと安心です。
特に新しい靴を履いている場合は、準備しておくことをおすすめします。
首元から暖かく!マフラー&ストールで寒さ対策
寒さが厳しい季節には、マフラーやストールが全身を温める重要なアイテムとなります。
首には太い血管が通っており、この部分を温めるだけで効率的に体全体を暖かくすることができます。
厚手のマフラーや、柔らかい素材のストールなど、自分に合ったものを選ぶとより快適です。
また、カラーやデザインを工夫すれば、防寒だけでなくコーディネートのアクセントとしても活躍します。
使い捨てカイロで手軽にポカポカ防寒対策!
冬のお出かけに使い捨てカイロは欠かせないアイテムです。
特に寒い初詣では、カイロをうまく活用することで快適に過ごすことができます。
貼るタイプのカイロは腰やお腹、背中などに貼ることで体の芯から温まります。
また、手持ち用のカイロはポケットに入れておくと、冷えた手をすぐに温められて便利です。
さらに、寒さが厳しい場合には足裏に貼るタイプのカイロもおすすめです。
ブーツや靴の中で足を暖めると、全身の冷えを防ぐ効果が期待できます。
予備を持ち歩いておけば、友人や家族に分けてあげることもできて喜ばれるでしょう。
ホットドリンクが救世主!暖かい飲み物で寒さを撃退
初詣の待ち時間や参拝の後に温かい飲み物を飲むと、冷えた体がじんわりと暖まりホッとします。
保温性の高いステンレスボトルにホットドリンクを入れておけば、長時間でも飲み物の温かさをキープできます。
特に寒い日には、小さなサイズのボトルにお茶やコーヒー、スープなどを入れておくと便利です。
持ち運びに邪魔にならないコンパクトなデザインも多く販売されているため、荷物が多くなる心配もありません。
少量の飲み物があれば、寒さを感じたときにすぐ飲むことができ、体調管理にも役立ちます。
手袋で冷えた手をしっかりガード!失くさない工夫も◎
手袋は防寒対策の基本アイテムであり、寒い冬の外出には欠かせません。
初詣では屋外で長時間過ごすことも多いため、手袋を用意しておけば冷えた手を守れます。
ただし、手水で手を清めたり、参拝時に手を合わせたりするときには外す必要があります。
そのため、持ち運びや紛失の心配を減らすために、手袋用ホルダーを使用するのも良い方法です。
最近では、防寒性に優れたものだけでなく、スマートフォンを操作できる機能がついた手袋も販売されており、便利に使いこなせます。
マスクで寒さとウイルス対策を同時にクリア!
マスクは冬の防寒対策として非常に効果的です。
顔の冷えを防ぐことで体温を保ちやすくなり、寒さで顔が痛くなるのを防げます。
さらに、初詣は多くの人が集まるイベントですので、感染対策としてもマスクは重要です。
人混みの中では、周囲の咳やくしゃみが気になることもあります。
マスクを着用していれば、ウイルスの飛沫から身を守るだけでなく、自分自身が風邪をひいている場合にも周囲への配慮ができます。
また、冬の乾燥した空気から喉を守る役割もあるため、マスクを持参することで安心感が得られます。
初詣で寒さ知らず!防寒対策を徹底した服装選び
初詣では長時間屋外にいるため、防寒対策が欠かせません。
暖かく動きやすい服装で防寒対策をしっかり行い、快適に初詣を楽しんでくださいね。
神様に失礼のない服装で初詣を楽しもう
初詣の服装には特別な決まりはありませんが、神様にご挨拶をする場ですので、派手すぎる服装は控えたほうが良いでしょう。
落ち着いた色合いで、清潔感のあるスタイルが好まれます。
ジーンズはカジュアルすぎると感じる人もいますが、実際には着用している方も多いです。
必要以上に気にすることはありません。
帽子をかぶっている場合は、参拝時には必ず脱ぐようにしましょう。
ニット帽は便利ですが、邪魔になることもあるので、あらかじめ持っていかない選択肢もあります。
着物で初詣に行くなら知っておきたい注意点
年に一度の初詣には、着物で気合を入れる方もいらっしゃいます。
ただし、人混みの中を着物で長時間過ごすのは意外と大変です。
特に、着慣れていない方は、着崩れや動きにくさ、下駄の鼻緒による痛みなどが気になるかもしれません。
着物を選ぶ際には、事前に十分な準備を行い、覚悟して臨みましょう。
トップスの選び方は暖かさと重ね着で寒さをブロック
防寒の要となるアウターは必須アイテムです。
暖かさをしっかりキープするため、厚手のコートやダウンジャケットを選びましょう。
さらに、重ね着で暖かさをアップするのがおすすめです。
裏起毛のインナーやヒートテック素材を取り入れれば、冷たい風も防げます。
厚手のニットを合わせるとさらに効果的です。
ボトムスの工夫で冷え知らずの足元をキープ!
足元を冷やさないためには、パンツスタイルが最適です。
その下にタイツやレギンスを重ね着することで、さらに暖かくなります。
冬場はレギンスが手放せないという方も多いですよね。
スカートを履く場合は、タイツとレギンスを併用すると防寒効果が高まります。
ただし、短いスカートは避けましょう。参拝中のお辞儀や階段の上り下りで不都合が生じる可能性があります。
長いマキシ丈のスカートも、引きずったり踏まれたりするリスクがあるため、安全面を考えると控えたほうが無難です。
初詣にぴったりの靴選びは歩きやすさと安全性がポイント
履き慣れた靴を選ぶことが、快適な初詣の第一歩です。
神社やお寺の敷地には砂利道や階段が多く、長時間歩くこともあるため、ヒールの高い靴や滑りやすいブーツは避けたほうが良いでしょう。
雪が積もったり凍ったりしている場合もありますので、滑りにくいソールの靴を選ぶと安心です。
鞄の選び方で快適さアップ!小さめサイズがポイント
参拝時には両手を使うシーンが多いため、肩から下げられるバッグが便利です。
小さめのショルダーバッグやポシェットなら混雑の中でも邪魔になりにくく、快適に移動できます。
一方で、大きな荷物は周囲の迷惑になることがあるため、避けるようにしましょう。
まとめ
初詣では多くの人が訪れるため、長時間並ぶことも珍しくありません。
寒さが厳しい中で快適に過ごし、良いスタートを切るために、以下の持ち物を準備しておきましょう。
<初詣の基本的な持ち物>
- 参拝の礼儀作法やマナーの確認
正しい作法を知り、心を込めた参拝をしましょう。 - 小銭
お賽銭や屋台での買い物、おみくじ購入時に便利です。 - ハンカチ
手水舎で濡れた手を拭くために必需品です。 - ポケットティッシュ
寒さで鼻が出たり、ちょっとした汚れを拭くときに役立ちます。 - ウェットティッシュ
屋台で食べ物を食べる際や手を清潔に保ちたいときに便利です。 - スマートフォン
写真撮影や連絡に必須。ただし、境内での撮影マナーに注意しましょう。 - モバイルバッテリー
混雑でバッテリーが減りやすいため、予備電源があると安心です。 - 前年のお札やお守り
感謝を込めて奉納しましょう。 - 絆創膏
靴ずれや軽いけがの対策に持っていると便利です。 - マフラー
首元を温めると全身が暖かく感じられます。 - 使い捨てカイロ
手や足を温めるために、複数持っておくと安心です。 - あたたかい飲みもの
ステンレスボトルなどに入れて持参すれば、寒い中で体を温められます。 - 手袋
防寒対策に欠かせません。紛失しない工夫も大切です。 - マスク
顔の防寒と人混みでの感染対策に有効です。
寒い中でじっと行列に並んでいると、体が冷え切ってしまい、体調を崩すこともあります。
年のはじめに風邪をひいてしまうと気分も落ち込んでしまいますよね。
気持ちよく新しい一年をスタートさせるためにも、防寒対策を万全にして初詣へ出かけましょう!
初詣の準備を整えたら、参拝中の楽しみ方にも目を向けてみませんか?
御朱印をいただくこともその一つ。
もし御朱印が期待と違う仕上がりになった場合の対処法を知っておけば、さらに楽しい参拝になります。
>>>御朱印が酷い仕上がりのときどうすればいい?上手に対処して楽しむ方法
この記事を参考にして、御朱印集めをもっと充実させましょう!